夏目漱石貸本漫画[坊ちゃん]氷川九郎 金園社 注文 昭和32年1957年 カバー極美旧新品デッドストック 非貸本 貸本坊ちゃんは水島新司/謝花凡太郎

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こちらは昭和32年ー1957年に出されたあの大文豪、夏目漱石の名作「坊ちゃん」を貸本漫画化した氷川九郎・作「坊ちゃん 日本名作漫画93」です。金園社、カバー付きの極美本、旧新品デッドストック品(この状態ではもう手に入らないかと)。

カバーも状態が良く、本体は美麗。中はかなり綺麗です。貸本時代のものとして極めて状態良好です。旧新品のデッドストック品ゆえもちろん落丁などはないです。

氷川九郎・作「坊ちゃん」は昭和30年1955年にもー1度同じ題名で出されていますが、B6版で、こちらはそれよりも大きなA5版よりもさらに少し大きく読み応えあります。貸本時代の「坊ちゃん」は水島新司作品が良く知られてますが、中村書店からもう少し前に戦後、謝花凡太郎により「坊ちゃん」出されていますが、原作にほぼ忠実なものとしてはこちらの氷川九郎の「坊ちゃん」がベストです。

そのため、違和感なく夏目漱石の「坊ちゃん」が貸本漫画で楽しめるという意味でもいい本です。漫画家の主張は強くなく、変に誇張されていないので貸本時代の「坊ちゃん」では一番読みやすいです。

夏目漱石の教師時代が原点でそれをうまく描いています。数学の山嵐ーやまあらし、校長のタヌキ、教頭の赤シャツ、英語のうらなり、美術ー図画のだいこ、みないきいきしています。

赤シャツが例の事件で1人だけ辞めさせられることになり、赤シャツに制裁を加えるところも描かれています。「坊ちゃん」が貸本漫画で楽しめる良い作です。

通常、貸本は重版しないものが多かったので、再度出された上に豪華版になっているので評判も良かったものと想像できます。こちらもここ10年でヤフオクで旧版「坊ちゃん」のボロいのが1冊出た程度のレアもので金園社はもともと発行部数もそう多くはなく、出現率低い作です。この豪華版「坊ちゃん」は出てません。この美麗な状態ではもう手に入らないかと。貸本ファンも、漱石ファンも楽しめます。お楽しみいただければ、と思います。

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